顔上がる
風薫る5月に顔上がる。
今日は久々に時間ができたのでスタッフにお願いしてエステをしました。
今年に入って、忙しい毎日で休みはなしでしたが、まぁ、覚悟してはじめたことなのでこんなもんだと思ってました。
しかーし、思った以上に顔が崖崩れをおこしました。
顔をあげてほしいとお願いしまくりでしたが、凝ってるから顔が固くなってるとのことでした。
なーんだそんなことー。
いやいや、あかんがなー。
昔はそんなことありませんでした。
ふと、20年ほど前に年配のメンバー様が言われたことを思い出しました。
とても優しくて薄い紫色の髪がお似合いで、よくおしゃべりしました。
「眉間に皺ができるとね。機嫌よくても不機嫌に見えるのよ。先生みたいに知ってくれてる人は喋りかけてくれるけど、デパート行ってなにか店員さんにたずねようとしても向こうがかまえるの」
「気にしすぎじゃないですか」
「服もね、なんか今までのが似合わなくなって、もぅ、何着ていいかわからないのよ。私みたいになったら遅いし頑張れるときにがんばるのよ」
「がんばります」
「まだ、いいわよ。若い子の手に指輪はいらないし大きな指輪はおかしいのよ。大きな石の指輪が似合いそうになる前には気合いを入れてがんばりなさい」
メンバーさんの薬指に大きなエメラルドの指輪が光ってました。
女性の指輪は幸せの象徴と思っていた私が違う意味を知った瞬間んでした。
素敵な教えを頂いたのに忘れてました。
月日も流れました。
最近手を見たら、大きな指輪が似合う手になってたので、余計にあわてました。
間に合ったかどうかわからないけど、これからちゃんとがんばります。
顔を上げて歩きたいし、顔の皮膚も上げていきます。
なにより、気分が上がります。
あのメンバーさん、元気にされてるのかなぁ。エメラルド、5月生まれだったのかなぁ。そう思いながら眼鏡をかけて鏡を見ました。
問題は顔を上げるだけではなさそうですが、せっかく出会って教え頂いたこと、肝に命じてキレイになります。
(ほんまかぁー?と思っているお客様。多分ほんまです)