たまにあります。
お客様と向き合うときは全身全霊かけてお身体の声を聴くようにしています。
だけども、人間ができていないせいかどうしても気になることがあったり笑いのツボにはまり『神様ごめんなさい』となることがあります。
美味しいチーズケーキを食べると思い出すお客様がいます。
濃いチーズケーキが好きという話になった時に、お客様が
「私もチーズケーキでゴンゾラドーダが好き」
「へぇ、そんな名前のケーキあるんですね」
「えっ?知らん。ゴンゾラドーダ」
「お店の名前ですか?」
「違うやん。チーズの名前やん」
うーん。なんかちがうのはわかってるんですがゴンゾラドーダが耳に残り、いろんなカタカナが頭を巡ります。
私が黙ったのでお客様も変だなと思ったのか。
「ゴンジラズーダ?」
ゴンジラズーダ。ゴンジラズーダ。
もぅ、ダメです。笑いたい。
何かしゃべると吹き出しそうで黙ると、お客様が。
「ちゃうわ。あれ?ゴンゴルゾール」
笑いをこらえながら、近づいてきてる、がんばれーと言いたいのですがやっぱり吹き出しそうです。
もちろん、手はお身体を触ったままだし、手に集中もしています。
「なんやったっけ?」
私に答えさせてくれーと思うのですが、お客様が息継ぎもせず「ゴンズルズール」
誰か助けてください。
咳をガマンしてる状態に似た笑いをこらえるのが限界に近づいてきたのでとても小さな声で「ゴルゴンゾーラ」と言いました。
お客様が「そうそう」と笑ったので私もやっと控えめに笑いました。
もぅ、お腹の中では大爆笑でしたが。
流捨が終わり、お茶をお出した時にお客様が
「先生、今日途中、微妙に身体に振動を伝えてくれたの気持ちよかったです」
確かにそういう施術方法もありますが今日はその手技使っていません。
笑いを堪えて、手が震えたのです。
ですが新しい手技の誕生でした。
こんな感じでお客様とつくりあげた手技もたくさんあります。
お客様に感謝です。
ちなみに、ゴルゴンゾーラはイタリアの代表的なチーズです。