夏越の祓え
Junko です。
毎年書いておりますが、夏越の祓えの季節となりました。今年も「みなづき」早々、食しました。
美味しかったです。
もぅ、半年過ぎるんだなぁといつも思います。
6月の晦日に菅(すげ)や茅(かや)でつくった魔除けの輪をくぐりぬけたり、人形(ひとがた)の紙に自分の名前、年齢を書いたものを神社に奉納して川に流したりします。
『拾遺和歌集』にも句があり、古来からの行事です。
30日に神社に行き自分が立つこの場所に何人もに先人が立ったんんだろうと思い大木だけが時の記憶を刻んでるんだろうかと、たまに真面目に思いにふけります。
ちょんまげの人も着物姿の人も、モンペ姿の人も確かに生きていたんだと。
夏越の祓ではありませんが、初めてそういうのを強く感じたのは奈良の薬師寺でした。
フワッと風が吹いて烏帽子(えぼし)を被った男性が列をなして通りすぎたように感じました。
『あー、ここを確かに生きた人が歩いたんだ』
そういうと、なんか見えるのかと思われそうですが、なんにも見えません。
霊感などの類いは全くなくなしです。
その時から、山や川を見てこの風景を何人の人が見たんだろうと思うようになりました。
私の内側で思うだけで何回も言いますが、なんにも見えたことはありません。
さて、みなづきのお菓子ですが、毎年同じ文言で今回も祇園囃子がきこえるようになればと書いています。
今年は中止だぞ。と思いましたがないからこそ、聞こえてくる音があります。
ないからこそ、ありがたさがわかるこの頃です。
お祭りがないので、今年の30日はいつもより長く神社にいたいと思います。
そして、みなづきのお菓子は後、3回ぐらい食べます。