流捨について
どうしても、出すに出せない毒の卵みたいなのが身体の一部に引っ付きそうな時があります。
今日みたいな天気の日は結構感じます。
湯船に静かにつかります。
そんなとき、小学生の図工の時間、絵の具をいっぱいつけた筆を思い出します。
ボテッとついて色々混じった重く汚ない色。
バケツの中にそっとそっと浸けていくと、染み出すように案外キレイな色が水の中で溶けだして、サラサラと流れながら舞っているように見えます。
決して、筆でかき混ぜてはいけません。
濁るから。
お湯に浸した身体の毛穴からひっつきかけたものが、じわーっとお湯の中へとけだして、それをただただ感じながら浄化される自分を感じます。
あれこれ考えてはいけません。
濁るから。
ゆっくり湯船からあがるとき軽くなった身体を感じます。
私が流捨をするとき、キツくも早くも決してしません。
濁るような気がするから。
あの流れ出る感覚をお客様と共有したいのです。
身体の中のいらないものを流して捨てる、
流捨の名の由来です。
お客様にとっていらないものは、お客様一人一人違います。
冷え、凝り、脂肪、詰まり、張り、緊張、ストレスなど…
ですから、流捨はお客様に合わせたプログラムになります。
「なんでこんなに楽に身体軽くなったの?」
「さぁ、なんででしょうか?」
正直わかりません。
やっぱり、流して捨てたのだと思います。
お客様自身が。
どこにもないものを説明するのはむつかしいです。
ブログで説明して、何回も読むからと言ってくださったお客様、ますます、わからなくなってたら、ウーン笑ってごまかします。
そして、又、説明させていただきますね。