オイル 経絡リンパケァのお客様
大雨の中、奈良から出てきてくださいました。
「どこということはないけれど、とにかくドーンと身体が重たい」
「ドーンとですか?」
「体重ではなく、いえ体重は元々重いんですが、そうじゃなくて身体全体が重いんです」
「何年もお付きあいいただいてるので、わかってますよ」
一瞬の間のあと、爆笑です。
確かに、脚が水をふくんでだような感じです。
浮腫みというのだけでなく、ゼリー1枚脚全体を包んだみたいです。
膀胱経と腎経の経絡をていねいに流していくと、ももがみるみるスッキリなりお尻がプリンと上がっていきます。
「先生、それなに?」
突然の大きな声です。
「何って何がですか?」
なにかあったのかと私はキョロキョロあたりを見回しますが、静かな空間に心地よい音楽が流れてるだけです。
アロマの香りもいい感じです。
「手なん?」(めちゃ単語です)
「えっ?」
「触ってくれてんの手?」
「はじめからずぅっと手ですよ」
「手❗」
そういってムクッと身体を起こし確認されました。
「ほんまや」
何回か受けてくださっているので、私は意味がわからないのと突然、身体を起こされたのでビックリして自分の手を見ます。
「なんか変でした?」
「こんなありがたいことはないわ」
一瞬の間をおいて爆笑です。
会話はチグハグでなんかおかしいのです。
お客様の言うのにはいつも手が温かいのだけど今日は熱いぐらいに感じたとのことで、熱くなる棒を当ててるのだと思ったそうです。
そしてものすごく心地よく、寝たらもったいないと思いながらウトウトされて、急に大きな声がでたそうです。
思うに、この何日間か急に秋めいたので身体が冷えて浮腫がきたのかもしれません。
季節の変わり目に身体がついていかず、身体が水分含んだ状態です。
服が濡れたようなかんじで冷たく重いのです。
体重ではありません。
お見送りするときは雨もやみました。
「肩が軽くなって、ももがやせてパンツがブカブカになったわ」
ニコニコ帰られました。
本当にチャーミングなお客様です。