*身旬堂*サマージュ季の便り

大阪市阿倍野区にあるゆるリラメンテ処「身旬堂」のブログです。予約状況やイベント、キャンペーン情報などのお知らせ、日々の出来事などをお伝えする場所です。HPはコチラ→http://shinsyundo.com/

元気な声

何か月ぶりかでお越しいただいたお客様は70才を過ぎても現役で働いておられます。

しばらく、ご多忙でした。

玄関を入られるなり、「ホント来たかっです」

うれしいお言葉です。

 

階段を上がられる足どりが重く見えます。

「調子どうですか?」

「ここがというのはないんだけど、夕方になると身体が地面から引っ張られてるみたいに重たい」

さっきの階段、『あーそうか』と思いました。

 

お身体にのっかてる小石をどけていくような作業がはじまります。

久しぶりなので石が身体にへばりついてるように感じます。

かと言って強く引き剥がすと、あとで問題がおこるような気がします。

回りから考古学者の発掘中のようにていねいにゆるめていきます。

 

「先生身体大丈夫ですか?」

「えっ?私ですか」

「そう、お休みもないようだしレッスンもあって、ブログもでしょ」

「がんばります」

「遊びにも行ってね」

「はい。○○さん週に何日働いておられます?」

「4日」

「3日まるまる休息日ではないですよね」

「その間にだんなの病院付き添って行く日があったり、なんだかんだ用事があって」

「それでご自分のケァが後回しになりますよね」

「そうそう。こないだも夜の10時半まで仕事で家、帰ったらグッタリ疲れて」

「……」

「それで又、来年お正月、元旦と3日仕事やねん」

 

お身体疲れて当たり前です。

70過ぎてその力はどこから湧いてくるのだろうと、こちらが不思議になります。

 

「腰、今までにない疲れ方ですが感じておられましたか?」

「あっ、そうそうめっちゃ痛いです」

「えっ?どこがどうってないけどって、おっしゃってませんでした?」

「そうそう」笑っておられます。

「先生、年とってくると日替り定食のように毎日違うとこが痛いのよ。で、慌てて起きて腰、痛いイテテ立ったらカカト痛い変な歩き方になったら、あっそうそう腰、痛かったんだって、痛い、忘れる痛い忘れるの繰返し」

大笑いして言われます。

 

張りのある声です。

 

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