手の温もり
身旬堂スタッフの大國です。
今日は先日人工関節の手術を受けた私の母の話です。
身旬堂でもJunkoさんの流捨を手術を受ける前まで施術を受けていました。通ってもらうのも、奈良からの道のり距離があるので姉と私での連携プレーで送迎しておりました。
80歳の母は
「全然痛い事しはらへんなぁ。でも気持ち良いわ。 寝てしまったわ」
「Junkoさん 若いなあ 綺麗なぁ 毎日自分でしてはるからかな?」(Junkoさん大喜び(^O^))
など言いながら、娘に言われるがまま通っておりました。
そして手術の日を迎えました。
今まで入院する事もなく過ごしてきた母にとって高齢からの入院は不安な気持ちがいっぱいだったと思います。
手術室に入る顔は緊張でこわばっていました。
「行ってらっしゃい❣️」
娘達に大きく手を振ってもらって母もぎこちない手の振り方で作り笑いで自分の足で歩いて入って行きました。
無事手術を終えて部屋に帰ってくると、意識はありますが目を閉じたままです。
その顔がだんだんと歪んで
「痛い 寒い」
とかすれる声で訴えます。
あっ 手術は無事成功で何の心配もなかったのです
身内は違う感情が入り、さすったり手を握ったりまるで危篤状態の人のようです(不謹慎ですみません)
少しでも今の辛さから早く逃れさせてあげたい一心でほっぺたやおでこを撫で撫でしていました。
すると昔 自分が歯痛になった時に母のお布団に潜り込み、優しくほっぺたを撫でてくれた事を思い出しました。
あったかい分厚いお母さんの手が私の歯痛を和らげてくれました。
少しずつ母の顔が穏やかになってウトウトとして眠ってくれました。
ホットしました。
手ってすごいですよね💕
少し握ってもらっただけで安心する。
ぎゅーっと握ってもらったら力を与えてもらえる。
トントンと叩いてもらうと気づきをもらえる。
さすってもらうと心が広がっていく。
あらためて手の凄さに気づいた日になりました。